返礼品に「尖閣アカマチ」 ふるさと納税、来月から 周辺での操業活性化へ 石垣市

ふるさと納税返礼品で「尖閣アカマチ」の提供を発表する中山市長=13日午前、市役所

石垣市は13日、ふるさと納税の返礼品として、尖閣諸島周辺で獲れた「尖閣アカマチ」を8月1日から提供する、と発表した。尖閣アカマチは八重山漁協が商標登録でブランド化しており、市がふるさと納税の返礼品として尖閣ブランドの商品を提供するのは初めて。記者会見した中山義隆市長は「尖閣アカマチを召し上がっていただくことで、尖閣諸島の課題に興味を持ってほしい。漁業者が尖閣周辺で操業することの支援にもつながれば」と期待した。
アカマチは沖縄で高級三大魚の一つとされている。石垣市は、寄付金額10万円につき船上活け締めした尖閣アカマチ2尾約5㌔を冷凍して寄付者に提供する。1尾約2・5㌔で4~5人前の刺身となり、煮付けとしても調理可能という。
寄付と尖閣アカマチ提供の申し込みが一定数あった時点で、八重山漁協の依頼を受けた漁業者が尖閣周辺に出漁する仕組み。天候などの条件にもよるが、3カ月に1回程度の航海を予定する。
一定数の注文があることが出漁の条件となるため、配送には数カ月を要する可能性がある。市は事前に、その点を寄付者に了承してもらう。
現在、尖閣周辺海域では中国海警局が派遣した艦船が常駐し、領海警備に当たる海上保安庁の巡視船との間で緊張状態が続いている。このため、一般の漁業者の間では、尖閣周辺への出漁は敬遠される傾向がある。
しかし、ふるさと納税の返礼品として尖閣アカマチの需要が高まった場合、漁業者は寄付額から漁獲に見合った報酬を受け取れるため、尖閣周辺への出漁が安定的な収入につながる可能性がある。返礼品としての提供は、周辺海域での操業を活性化する効果もありそうだ。
中山市長は、尖閣周辺に出漁する漁業者は海保の警護を受けながら操業が可能との認識を示した。
市によると、八重山漁協は2013年8月に尖閣アカマチを商標登録した。ほかに尖閣マグロ、尖閣ハタ、尖閣カツオも商標登録している。
ふるさと納税の返礼品としての尖閣アカマチの申し込みはふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ANA、JALのふるさと納税、ふるなびの5つのポータルサイトから可能。

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