市内で6世帯7人避難 台風接近、役所は午後閉庁

ホールに設置された避難所の間仕切り=2日、健康福祉センター

 台風6号の接近で石垣島地方に暴風警報が発表されたことを受け、石垣市は2日午前、健康福祉センターと結い心センターに避難所を開設した。午後6時までに計6世帯7人が避難している。竹富町は町内で避難者がいるとの報告を受けていない。

 石垣市は2日午前9時と同11時に台風6号の対策会議を開催し、同日午後からの市庁舎閉庁を決めた。市内で台風による被害は確認されていない。
 竹富町は台風接近前に会議を開催。関係機関が情報を共有した。
 健康福祉センターでは、施設内にある保育施設とホールに避難所用間仕切り(パーテーション)が設置された。
 避難者のプライバシーを保護するため、内部が見えないよう配慮され、正午過ぎには宿泊先にチェックインできない観光客が一時的に利用した。
 結い心センターでは、1階の会議室に避難用テントが設置された。中には段ボールで作った簡易ベッドが置かれており、原則1世帯がテント一張りを使用した。
 結い心センターに避難した棚原世代子さん(85)=登野城=は、「一人暮らしなので、台風被害を懸念して避難した。石垣市による避難所の開設はありがたい」と手を合わせ感謝した。

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