「たいせつに みずはみんなの たからもの」をスローガンした第66回水道週間(6月1日~7日)が1日から全国一斉に始まった。石垣市では石垣管工事事業協同組合による家庭の給水装置の巡回点検や、水道の仕組みが理解できる親子施設見学など、水道事業を広く広報、啓発する各種イベントが行われた。水道週間は水道事業の現状や課題、公衆衛生の理解と関心を高める目的で実施されている。
石垣市水道部庁舎では7日まで歴史パネル展「水道事業のあゆみ」を開催。歴史資料(現物や陳列)、年表等で水道施設の仕組みを模型や実際の配水管等で紹介している。水道料金や給水装置についての相談コーナーも設けられている(2日を除く)。
親子施設見学会では白水原水調整池、真栄里ダム、於茂登取水場、石垣浄水場などをバスで巡るツアーが午前・午後で行われ、計50人の親子連れが参加し、水道の仕組みについて理解を深めた。
午前中に水道部駐車場で行われた開始式では、中山義隆市長が昨年12月に起こった石垣浄水場内施設の不具合による断水に対して、市民への給水活動などに尽力した管工事組合員に改めて謝意を表明した。
中山市長は「水道は最も重要な基盤施設の一つであり、さまざまな社会経済活動の上で必要不可欠。石垣市では水質向上、安定供給、老朽化した施設の更新などに取り組んでいるところで、水道事業の更なる発展のため、水道の大切さや重要性について周知をしていきたい」と意気込んだ。
石垣管工事事業協同組合の砂川一晃理事長は「啓発活動など、組合一体となって石垣市水道部事業発展のために貢献していきたい」と述べた。
そのほか水道週間では期間中、車両による巡回広報や給水装置の更新等呼び掛けるチラシの配布活動などが行われる。