「西表の海を永遠に」 日本一早い海びらき宣言 YVB

上原小学校児童12人が海びらき宣言をした=15日、中野わいわいホール

 「日本最南端!八重山の海びらき2025in西表島」(主催・一般社団法人八重山ビジターズビューロー、YVB)が15日、竹富町西表島で開催された。この日はあいにく雨天のため海びらき祈願のみをトゥドゥマリ浜で執り行い、テープカットと初泳ぎは中止。他のプログラムは中野わいわいホールで行われた。YVB副会長の前泊正人竹富町長は「これまで八重山の海、自然環境を守りつないできた先人に感謝と敬意を表し、これからも環境を守っていく」と開会のあいさつを述べた。

 開会に先立ち、トゥドゥマリ浜で午前9時半ごろから海びらき祈願が行われ、神司の与那国光子さん(久間原御嶽)とともに、関係者らが手を合わせ、今期の八重山の海の安全を願った。
 海びらき宣言は、竹富町立上原小学校6年の12人が務め、全員の元気な声が会場に響きわたった。
 主催者あいさつで、YVB会長の中山義隆石垣市長は「昨年の八重山の年間入域観光客数は約140万人となり、本年はさらに八重山観光の発展が期待される年となる。海の行事やマリンレジャーがこの1年無事故で快適なシーズンとなるように祈念します」と述べた。
 祝辞で、玉城デニー県知事(代読・長濱広明八重山事務所所長)、沖縄コンベンションビューローの下地芳郎会長(代読・真鳥洋企専務理事)があいさつした。
 オープニングは、上原地区青年会が務め、「デンサ節」を演舞。リノレオのフラダンスや八重山3高郷土芸能部卒業生で結成した「あやぱに歌舞団」の郷土芸能、上原で新らたに設立した創作エイサーグループ「島太鼓(しまでーく)」によるエイサーなどが披露され会場を盛り上げた。
 第45代ミス八重山の発表やTシャツデザインコンテストの表彰式、ビオレUV日焼け止めの贈呈式もあった。
 会場では、自転車が当たるくじ引きや、石垣市と竹富町のマスコットキャラクター・ぱいーぐるとピカリャ~が登場し、地域住民など多くの親子連れがイベントを楽しんだ。
 〈海びらき宣言〉
 上原小学校
 てぃだぬ光に照らされた美しい海 宝石のように輝く世界一キレイな海 私たちが大好きな海 この美しい西表島の海を永遠に繋いでいくために 実現しようSDGs 守っていこう 命と自然 伝えていこう この海の素晴らしさ。今ここから始まる 八重山の夏 世界の人に届くように 今ここに、世界を結ぶ結ぬ海、トゥドゥマリ浜より 海開きを宣言します。

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