中国船4隻が一時領海侵入 尖閣周辺、日本漁船に接近

 第十一管区海上保安本部によると、22日午前2時41分ごろから4時19分ごろにかけ、石垣市の尖閣諸島周辺で、中国海警局の艦船「海警1401」「海警1305」の2隻が領海侵入した。これとは別に「海警1302」「海警1304」が21日から領海侵入を継続。4隻はいずれも機関砲を搭載し、独自の主張をしながら、魚釣島と南小島の周辺で操業している日本漁船4隻に近づこうとした。海保は「このような活動は国際法違反」としている。
 4隻のうち「海警1302」は午後4時ごろ、領海から接続水域に退去した。他の3隻は領海内で操業中の3隻に引き続き近づこうとしている。
 尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは今年5日目、尖閣周辺での航行は124日連続。漁船4隻にはそれぞれ2~3人の計10人が乗船している。海保が漁船の周辺に巡視船を配備し、中国艦船の接近を阻止して漁業者の安全を確保している。

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