陸上自衛隊石垣駐屯地では3月30日、創立2周年記念行事が行われた。駐屯地と八重山防衛協会が共催し、来賓300人や隊員、その家族などが参加し、体育館で会食を楽しんだ。3団体4個人には事前に感謝状が贈られ、会食前に参加者に紹介された。人事異動で新しく赴任した幹部の紹介や登野城獅子保存会による安全祈願も行われた。行事の一部が報道陣に公開された。
1年前の1周年時と違い、今回は隊員や家族などが共に会食する形式に変更。行政団体の幹部や石垣市議、防衛協会、隊友会、家族会などが参加。体育館にテーブルを並べ、参加者から会費を集めて駐屯地が購入したオードブルや、隊員が屋外で調理したバーベキューが食事として提供された。
感謝状は、日ごろ隊員と交流し、駐屯地の開設にも貢献した登野城字会や大川青年会などに贈られた。
行事当日は2007年に那覇所属の陸自ヘリが墜落した事故の発生日だったため、最初に黙とうが捧げられた。
中村康男司令は「開設から2年がたった。(今年は)重要な一年になる」と指摘。地域と共に存在し「愛される駐屯地を目指す」とも強調。八重山地域の防衛・警備や災害派遣などの任務を例に挙げ、「我が国の平和と独立を守る。与えられた役割を果たすため、絶え間ない努力と研さんを続ける」と宣言した。
中山義隆市長の代理で参加した知念永一郎副市長は「我が国の安全保障環境は年々厳しさを増す。平和外交の推進と共に、脅威を未然に防ぐため、抑止力の強化は不可欠」と指摘。石垣駐屯地の存在は「安全保障の要で、八重山の平和維持に寄与している」とたたえた。石垣市は国や県と連携し「今後とも、一層密に(駐屯地の)支援に努める」とした。
乾杯のあいさつで八重山防衛協会の米盛博明会長は「(隊員は)学校行事への参加など、いろんな形で地域と密接な繋がりを持つ。敬意を表し感謝したい」と謝辞。今後、駐屯地の設備は拡充し、「安全保障体制への貢献度も増す」とし、隊員には訓練を重ね、住民との交流を続けてほしいと激励した。