初夏の幕開けを彩る 西表島で初のパインフェス

カットされたパイナップルを手に笑顔を見せる関係者の皆さん=26日、トゥドゥマリ浜(提供写真)

 西表島特産のパイナップルの魅力を発信する「西表島パイナップルフェスティバル」(主催・同実行委員会)が26日、西表上原のトゥドゥマリ浜で初めて開催され、島内外から訪れた多くの人々で賑わった。
 「春のピーチパイン収穫祭」と銘打たれたこのフェスティバルは、旬を迎えたパイナップルの出荷開始を祝うとともに、そのおいしさを広くPRしようと企画。これまで個々に行われていた出荷式に代わり、西表島トロピカルフルーツ生産組合、西表東部パイン生産組合、西表島熱帯果樹研究会の3つの生産者組合や地元のホテルなどが協力し、初の産地一体型イベントとして実現した。
 会場では午後2時からセレモニーが始まり、竹富町の前泊正人町長をはじめとする関係者6人が、収獲時期を迎えたピーチパインをカット。出荷開始を高らかに宣言した。セレモニー後には、採れたばかりのジューシーなピーチパインとスナックパイン、計300玉が来場者に無料で振る舞われた。
 第二部では、船浮在住のシンガーソングライター池田卓さんや、八重山を拠点に活動するミヤギマモルさんら地元アーティストによるライブパフォーマンスが会場を盛り上げた。また、パイナップル積みゲームや、100玉のパイナップルが当たる抽選会なども行われ、参加者たちの歓声が響いた。
 会場には、パイナップルを使ったカレーやチャーハン、スムージーなどのスペシャルメニューを提供する屋台も軒を連ね、地元ならではのグルメを求める人々で賑わった。
 フェスティバルの企画運営に尽力した平井伯享実行委員長は「今後もこのイベントをさらに発展させていきたい」と意気込みを語った。

関連記事

八重山日報公式 X(Twitter)

フォローする

ユーグレナ シルバー人材センター たびらいレンタカー ひとし眼科 嶺井第一病院 アイン薬局
ページ上部へ戻る