第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺海域で領海侵入していた中国海警局の艦船「海警1106」「海警1306」は11日午後6時32分ごろから、相次いで領海外側の接続水域に出た。9日から3日連続で領海侵入していた。
2隻は、周辺で航行する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せたが、海保の巡視船が阻止していた。海保は「巡視船が国際法に違反する中国海警船を領海から退去させた」と発表した。
接続水域ではほかに「海警1304」「海警1109」も航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは235日連続となり、過去最長を更新した。中国艦船4隻は、いずれも機関砲を搭載している。