中山義隆前市長の失職に伴い8月17日に投開票される石垣市長選を巡り、野党勢力の市民団体「明日の石垣プロジェクト」(明日プロ)は10日夜、市内で総会を開き、市議の砥板芳行氏(55)の擁立を正式に決定した。11日に砥板氏に要請書を渡す予定。
総会には野党市議や市民ら約40人が参加し、砥板氏の擁立について約3時間論議した。
明日プロはこれまで、下部組織である市長選の候補者選考委員会を計15回開催。総会では、共同代表の次呂久成崇県議や長浜信夫市議、渡久山修氏、平地ますみ氏が、参加者に対し同委員会で砥板氏を候補に決定した経緯を報告し、参加者から全会一致で承認を得た。
明日プロは砥板氏への出馬要請後に記者会見を開く。
関係者によると、既に出馬を表明した中立の箕底用一市議(44)=会派・未来=との候補者一本化も議題に上がった。次呂久氏は「正式に砥板氏が出馬を受諾した後、その動きになる」と説明。今後、箕底氏側と協議し一本化を目指す意向を示した。
総会では、明日プロとして政策もまとめた。
要請書と合わせて砥板氏に渡し、選挙に反映するよう求める。