現職続投か保革の新人か きょう審判 三つどもえ激戦 与那国町長選

 任期満了に伴う与那国町長選はきょう24日投開票される。23日、保守系新人の上地常夫氏(61)、革新系新人の田里千代基氏(67)、保守系現職の糸数健一氏(72)は選対本部前などでそれぞれ打ち上げ式を行い、町民に最後の訴えを行った。与那国町は台湾に近い日本最西端の島で、町長選は国の安全保障政策にも影響を与える。

 選挙戦は前町議2人が現職に挑む三つどもえの構図。糸数町政の1期4年の評価や安全保障政策、地域振興策が争点になった。
 上地氏は自衛隊の増強や日米共同訓練受け入れに対し是々非々で臨む考えを示し、保守層だけでなく革新層の支持も取り込んだ。
 糸数氏は台湾有事の抑止を掲げ、国防政策で国に全面協力する姿勢。1期目で築いた国政の人脈を生かし、振興を進めると強調した。
 田里氏は革新層に支えられ、台湾との交流強化などの政策を掲げた。自衛隊拡大や日米共同訓練には反対する。
 各陣営とも、当選ラインを600票程度に設定している。町選挙管理委員会によると、23日時点の有権者数は1344人(男性776人、女性568人)。期日前の投票者数は、564人。24日の投開票は午前7時から午後7時まで。午後10時ごろには大勢が判明する見通し。

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