市教育委員会いきいき学び課主催の2018年度市家庭教育支援総合推進事業「しめ縄づくり」が師走の半ばとなった16日午後、平得公民館2階ホールで開かれた。多くの市民らが参加して「宝舟」と呼ばれる正月の玄関用しめ縄づくりに挑戦した。
市老人クラブ連合会登野城老人クラブ若返り会の上地和雄氏が講師を務めた。参加者は、上地氏の田んぼから刈り取った稲ワラの束を使ってしめ縄づくりをした。
上地氏は「相撲の横綱が示すように人が身につけた綱は土俵を清め、家屋では家庭に幸せをもたらし、神社、境内では清らかな場とする結界に用いられる」と説明した。
参加者はワラをほぐし、ワラ束を木槌でたたき柔らかくし、宝舟を編んだ。木炭を昆布で巻いた飾り、日の丸の旗、末広がりの扇を飾り付けて、しめ縄を完成させた。