日本遺産に「料理、泡盛、芸能」 沖縄から初、もてなしの文化

沖縄を代表する伝統芸能の一つ、組踊(写真は執心鐘入)=国立劇場おきなわ提供

 文化庁は20日、地域の有形・無形の文化財をテーマでまとめ、魅力を発信する「日本遺産」に21道府県の16件を新たに認定した。沖縄からは、県などが申請した「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして『芸能』」が初めて選ばれた。認定理由について文化庁は「琉球王国時代からの歴史を生かしたもてなしの文化は沖縄の大きな武器」と強調した。

 玉城デニー知事は「琉球王国時代から受け継がれている伝統的な食文化や芸能を発信しながら、地域活性化や観光振興につながる取り組みで、沖縄文化の価値を高めたい」と強調した。
 「琉球料理、泡盛、芸能」は、琉球王国時代から続く歴史と文化をテーマにしている。中国皇帝から派遣される冊封使節団の歓迎は国を挙げての重要行事で、王府はもてなしの料理や芸能に力を注いだ。それらは、沖縄の誇りとして県民に親しまれ、連綿と続く「守礼の心」で受け継がれている。県、那覇市、浦添市が共同で申請した。
 日本遺産は、地域活性化や観光振興につなげようと2015年度から毎年認定されている。文化庁は、東京五輪・パラリンピックがある20年度までに100件程度に増やす。
 訪日外国人客らに訴えかけ、集客につながる内容かどうかが重視されたほか、地域の歴史や文化に根ざした内容であることも判断材料となった。岩手、鹿児島、沖縄3県では初めて認定され、遺産がないのは東京都のみとなった。
 今回は第5弾の認定で、日本遺産は計83件となり、東京都内で認定証の交付式が開かれた。岩手、宮城両県の金産出の歴史を伝える「みちのくGOLD浪漫(ろまん)」や、三重県の「海女(あま)(Ama)に出逢(であ)えるまち 鳥羽・志摩」などが新たに加わった。

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