市議会9月定例会では一般会計補正予算案や、「尖閣諸島周辺海域における中国によるブイ設置に対する抗議と即時撤去を求める要請決議」など計21議案を可決した。
一般会計補正予算案は、歳入歳出にそれぞれ8億3529万7千円を追加し、予算総額を315億9287万6千円とするもの。
予算案には旧西海地区水産研究センターの利活用に伴う不動産鑑定と測量委託料が盛り込まれている。花谷史郎氏は「地域住民、民間関係者への意見聴取が行われていない」と疑問視し、同予算を予備費に繰り入れる修正案を提出。
中山義隆市長は「優先的に購入できる権利があるうちに購入したい。競争入札となると高い値段で買わねばならない。永続的に使える場として確保したい」と理解を求めた。採決の結果、修正案は否決され原案可決となった。
また、友寄永三氏が提案した「尖閣諸島周辺海域における中国によるブイ設置に対する抗議と即時撤去を求める要請決議」も賛成多数で可決された。決議は内閣総理大臣、外務大臣、沖縄北方担当大臣に送られる。
このほか、「新石垣空港滑走路の800㍍延長、国際線ターミナルビルの山側移転及び国内線ターミナルビル拡張を求める要請決議」、「新空港アクセス道路の更なる開通延期に対する意見書」などがそれぞれ可決された。