下川氏「健常者が感度高めて」 意思疎通の困難を体験 障害児・者サポーター

講話した下川和洋氏(右)と、意思疎通ツール「透明文字盤」を体感する参加者たち=11日、結い心センター

 「意思伝達方法を学び、体験しよう」をテーマにした心身障害児・者支援奉仕員(サポーター)養成講座(主催・石垣市障がい福祉課)が11日、結い心センターで開催された。NPO法人地域ケアさぽーと研究所、女子栄養大学大学院・白梅学園大学非常勤講師の下川和洋氏が「障がい児者が抱える感覚上の困難さとコミュニケーション支援」と題し、講話した。
 ジェスチャーのみで言いたいことを伝えるゲームや、5人同時に「好きな沖縄料理」を声に出し「何が聞こえるか」を答えるゲームなどを紹介。参加者は、コミュニケーションを取ることが難しい障害者の気持ちを体感した。
 下川氏は「コミュニケーションとは双方向のやりとり。『障害者は意思疎通できないんだ』と言ってしまえば終わりだ。私たちが意思をくみ取る感度を高めることが大切」と強調した。

 参加者はこのほか「あ」から「お」までの平仮名を見て、目線で意思疎通を図る「透明文字盤」などの意思疎通ツールや、手足が不自由な重症児も使えるゲームの機器にも触れた。
 体の微妙な動きをセンサー捉え、音を出す音楽ソフトウェア「KAGURA(かぐら)」や、プロジェクションマッピングを新聞や布に映し出す機器もあった。参加者たちは「すごい」などと驚きの声を上げた。
 川満陽子さん(57)は「私たちが思っている以上に、障害を持っている人には意思を伝えにくいと実感した」と感想を話した。
 この日の講話は医療支援が必要な7歳の娘を持つ橋本靖子さん(43)が下川氏の講話を熱望したことから実現した。橋本さんは「涙が出そうになるくらい」と喜んだ。
 下川氏の講話は12日にも結い心センターで開催され、参加者には同支援員の認定証が手渡される。

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