八重山から3個人2団体 県が交通安全功労者表彰

表彰式に参加した(右から)岡田武秘さん、東運輸㈱の松原栄松代表取締役社長、㈱八電工の嵩原督代表取締役=1月31日、県庁

 2019年度沖縄県交通安全功労者等表彰式(主催・県交通安全推進協議会)が1月31日午後、県庁で開かれた。八重山からは20年以上運転業務に従事し、一定期間以上無事故無違反だった優良自動車運転者に羽地良光さん、垣花敏之さん、10年以上、交通安全活動等で貢献した交通安全功労者に岡田武秘(たけやす)さん(八重山自動車学校長)、交通安全の推進に尽力した交通安全功労団体に東運輸㈱、㈱八電工が表彰された。

 表彰式に出席した八重山自動車学校の岡田校長は「小学生通学時の立哨(りっしょう)活動や地域の高齢者交通安全教室、飲酒運転根絶に向けた講習会の実施、年始の交通安全パレードなどへ参加などの実績が評価されたと思う。特に高齢者の事故が多く、交通安全教室や飲酒運転根絶に向けた取り組みは継続していきたい。八重山死亡事故ゼロについては今後も更新に微力ながら協力していきたい」と話した。
 東運輸の松原栄松社長は「日ごろのアルコールチェックや従業員の健康状況の把握に努め、認めていただいたのは喜ばしい」。八電工の嵩原督代表は「小学校の通学時に手振り活動を10年余続けてきた。当たり前の活動として取り組んで来たが評価されうれしい」と喜んだ。
 県交通安全推進協議会会長の玉城デニー知事のあいさつ文を代読した謝花喜一郎副知事は「悲惨な交通事故を減らすため関係機関と連携し、交通安全運動などで県民の安全意識をさらに高めていきたい」と述べた。
 高齢者による運転事故の増加や飲酒運転に係る事故など、2019年は4075件、死亡事故は過去最低と同数の36件だった。県内の交通人身事故については2011年から8年連続で減少しているという。
 全体では3部門で27の個人・団体が表彰され、飲酒運転根絶のラジオCMを作成した高校生には感謝状が贈呈されたほか、県警本部長や県交通安全協会連合会会長の激励のあいさつもあった。

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