「さわやかに西表島の大自然を走ろう」をテーマにした令和メモリアル2020第27回竹富町やまねこマラソン大会(主催・町体育協会)が8日、上原小学校を発着点に行われ、23キロ、10キロ、3キロコースに1173人が雄大な自然の中を快走した。23キロ男子は大城優人=新川=が1時間22分13秒で優勝、同女子は川内侑子が1時間30分18秒でそれぞれ初優勝を飾った。
10キロ男子は川満晃弘=西表島住吉=が35分32秒、同女子は田中浩美=西表島大富=が49分16秒で優勝した。
中学生が参加した3キロ男子は阿利優汰=波照間=、同女子は仲嶺はる=石垣第二=が制した。
3種目で1154人がゴールし、完走率は98.4%だった。
大会は午後0時40分に23キロ、以後10分ごとに10キロ、3キロの順でスタートした。
生年祝でこの日、誕生日の與那國光子さん(73)=竹富島=が方言で選手宣誓し、10キロのスタートでは東京五輪パラリンピックで竹富町がホストを務めるサンマリノ共和国のマンリオ・カデロ大使が号砲を打ち鳴らした。
この日、西表島の天候は午後0時時点で気温18.6度、天気は曇りで北北東の風、風速4.5メートル。風が強く若干肌寒さを感じながらのレースとなったが時間が経つにつれ、晴れ間も見え、気温も上昇した。
ランナーは時折日が差し込む風光明媚(めいび)な西表島の自然を感じながら、沿道から太鼓や横断幕を持った地元民の声援にも後押しされた。
午後6時からは中野わいわいホールでふれあいパーティーが催され、ティンクティンクのおきなわ島唄や民謡ショー、お楽しみ抽選会などで懇親を深めた。
与那国マラソン、石垣島マラソン、やまねこマラソンの八重山3大会に出場したランナーには完走証と記念品のトートバッグ・タオルが贈られ、石垣牛など豪華賞品が当たる抽選会も行われた。