【視点】感染拡大、緊急事態宣言も現実味

 新型コロナウイルスの感染が大都市を中心に拡大し、沖縄本島でもいよいよ流行のきざしが見え始めてきた。こうなると離島の宮古、八重山も安全圏ではなく、いつ感染者が出てもおかしくないという覚悟を持って対処すべき局面が続いている。
 全国の新たな感染者数は連日百人を超え、首都圏はオーバーシュート(感染爆発)といわれる状況に近づきつつある。
 30日には、人気タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で死去したことが報じられた。残念としか言いようがないが、長年、お茶の間で愛されてきた著名な芸能人すらウイルスの犠牲になったことで、列島に大きな衝撃が広がった。

 菅義偉官房長官は記者会見で、志村さんの死去を「大変残念に思う」とした上で「今がまさに国内の急速な感染拡大を回避するために極めて重要な時期」と述べた。政府による緊急事態宣言の必要性に関しては「ぎりぎり持ちこたえていると認識している」と慎重に検討する考えを示した。
 感染抑制に向け、欧米では都市の封鎖、強制的な外出禁止、生活必需品以外の店舗の封鎖などの強硬な措置を講じている。
 菅氏は国内のイベントや外出自粛要請について「このような強硬措置を回避するためのものだ」と理解を求めた。だが現在のペースで感染者の増加が続けば、緊急事態宣言も現実味を帯びてくるだろう。

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