「心理的負担大きい」 感染の不安と戦う医療現場

八重山地区の感染症指定医療機関となっている県立八重山病院=13日

 八重山で新型コロナウイルスの感染者が初確認され、感染症指定医療機関である県立八重山病院に入院した。今後感染が拡大した場合、入院患者数も増加することが予想されるが、懸念されるのが医療スタッフの疲弊(ひへい)だ。八重山の医療資源は沖縄本島に比べても限られているため、状況が悪化すれば医療スタッフや医療機器の確保が大きな課題になりそうだ。
 八重山病院で看護部長を務めた経験がある新城トヨさん(78)は「感染症の患者が入院すると現場のスタッフは大変だ」と明かす。「自分の身を感染から守るために、一つの行為をするたびに手洗い、消毒などを徹底しなくてはならない。手袋や医療用のガウンを頻繁に替える必要があり、仕事が煩雑になる」と話す。

 患者の世話をしながら「自分も感染するのではという不安がすごく強い。現場のスタッフや管理者の心理的負担は大きなものがある」と強調。「八重山で感染者だけは出てほしくないと願っていたが、残念」と医療スタッフたちを気遣った。
 感染が拡大すれば、行政の医療・保健スタッフにも負担がのしかかる。石垣市は市職員の看護師、保健師の有資格者を新型コロナウイルス対応の業務に当たらせる方針。ただ、その間、市民サービスが手薄になる可能胃がある。
 中山義隆市長は13日の記者会見で、市在住の看護師、保健師の有資格者や経験者に対し「今後の状況しだいで、市役所での業務をお願いすることを想定している」と述べ、協力を呼び掛けた。連絡先は市健康福祉センター℡0980-88-0088。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る