政府が14日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を沖縄など39県で解除したことを受け、玉城デニー知事は県庁で報道陣の取材に応じ、県独自の新たな実施方針を15日に発表すると述べた。県独自の緊急事態宣言を維持するかは明言せず、引き続き県内外への移動自粛を求めた。
特定警戒都道府県の8都道府県との往来は引き続き自粛を求める考えを表明。緊急事態宣言が解除された県との往来に関しても「全国知事会、九州知事会でも(緊急事態宣言が)解除されても、移動の際には気を付けていただきたいと確認している。近々、九州知事会が開催されるので、そういう方向性も確認されると思う」と述べ、自粛が望ましいとの考えを示した。
県内でも20日までは本島と離島間、離島と離島間の往来自粛を要請した。
石垣市が6月1日から観光客を受け入れる方針を示したことへの見解を問われ「自治体によっては、方針がいろいろ出されてくる。市町村と意見交換や情報共有を行い、県の方針とすり合わせていきたい」と述べた。
県は商業施設などに対して20日までの休業要請を行ったが、14日からは部分解除した。「事業者、県民の皆さまには、20日の全面解除に向けて、万全の態勢を取ってもらうようお願いする」と述べた。