尖閣諸島上陸に意欲 市長「標柱設置必要」 開拓の日式典

尖閣諸島開拓の日式典が開かれた=14日午後、市民会館中ホール

石垣市は「尖閣諸島開拓の日」の14日、式典を市民会館中ホールで開いた。中山義隆市長は式辞で、昨年10月に尖閣諸島の字名が変更されたことを挙げ「新たな標識設置が必要だ。今後、標柱設置のための上陸を国に要請する」と述べ、尖閣諸島上陸に意欲を示した。

尖閣諸島には1969年、当時の石垣喜興市長が上陸し、市の行政区域であることを示す標柱を設置した。市議会は昨年の12月定例会で、字名変更に伴う新たな標柱設置を求める決議を賛成多数で可決している。
式典で中山市長は、昨年、尖閣諸島周辺で中国公船が過去最長となる57時間連続で領海侵入したことや、接続水域での航行日数が過去最多となったことを指摘。中国公船による日本漁船の追尾が相次いでいることも挙げ「引き続き国に対し、漁業者の安全操業の確保など、領土領海を守る取り組みの強化を要請する」と述べた。
昨年来日した中国の王毅外相が尖閣諸島の中国領有権を主張したことを取り上げ「断じて容認できない」と改めて抗議した。
玉城デニー知事(代読・宜野座葵県八重山事務所長)は「中国公船の行為は八重山圏域の住民に不安を与えるもので、断じてあってはならない。安全確保を繰り返し国に要請している」と述べた。
自民党の菅義偉総裁は「尖閣諸島周辺で中国公船の活動が相次いで確認される中、警備、防衛体制のさらなる充実が喫緊の課題。今後も必要な取り組みを速やかに行い、万全を期していく」とメッセージを寄せた。立憲民主党の原口一博副代表は動画で「他国の領土を狙うような、国際法に反することを断じて認めることはできない」と中国を批判した。
参院沖縄・北方特別委員会の鈴木宗男委員長、川辺英一郎内閣官房領土・主権対策企画調整室長のあいさつが代読された。平良秀之市議会議長、八重山市町会の西大舛高旬副会長(竹富町長)も登壇した。
式典は毎年開催されており、今年で11回目。新型コロナウイルスの影響でプログラムが縮小され、招待者と市職員のみ参加した。

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