高齢者接種きょうスタート カギ握るワクチンと医師確保 八重山

八重山の65歳以上を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が26日、石垣市の高齢者施設を皮切りにスタートする。来月には集団接種も各地で始まり、スケジュール上は、7月までに全高齢者の接種が終了する予定。ただ3市町の接種計画は、ワクチンの到着や医療従事者の確保が滞りなく進むことが前提。、国、県、市町の連携がどこまでスムーズに進むかが成否のカギを握りそうだ。
石垣市は26日から、市内16カ所の高齢者施設で入所者536人、職員430人の接種を始める。5月以降に到着するワクチンを待って、5月16日からは一般の高齢者約1万1千人対象に集団接種を開始する。以降、休日も含めて毎日200~300人に接種し、高齢者対象の接種を「6月中に完了するよう進める」(中山義隆市長)としている。
竹富町は西表島を除く各島で16歳以上の住民一斉接種が決まった。5月8日に竹富島からスタートし、7月25日には完了する予定。与那国町は5月22、23日に高齢者約400人を対象とした1回目の接種を行い、6月には2回目の接種も完了する。
ただ石垣市と同じく、両町とも一般住民向けのワクチンは5月上旬に到着する予定で、現時点では確保できていない。3市町ともスケジュール通りの接種を進めるには、5月以降、ワクチンが潤沢に供給されることが条件になる。
医療従事者の確保も重要な課題だ。石垣市はかりゆし病院の協力を得るほか、集団接種が本格化すれば沖縄本島の医療機関からも医師派遣を仰ぐ考え。竹富町の集団接種はかりゆし病院が対応し、与那国町には石垣島から医師会の医師が来島するという。
ただ感染が急拡大する事態になり、医療機関の逼迫(ひっぱく)が進んだ場合、医療従事者の確保が困難になる可能性も否定できない。ワクチン確保と併せ、今後の状況によっては不透明感も漂う。
こうした状況を受け、宮古、八重山の5市町でつくる「美(か)ぎ島(すま)美(かい)しゃ市町村会」は23日の臨時会議で、小規模離島に対するワクチン優先配布と、医療従事者確保に対する県の配慮を要請することを決めた。
石垣市は高齢者向け接種を早期に終え、高齢者以外の住民向け接種の環境を整えた上で、国、県に対し、独自にワクチン優先配布を要望する方針を固めている。
同日の沖縄振興拡大会議で宮古、八重山の要望を伝えた中山市長に対し、県保健医療の大城玲子部長は「県としても、しっかりバックアップして取り組みたい」と応じた。

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