子どもたちの夢が実現 やまねこパーク、西表で開園 竹富町

 竹富町が西表島東部の大原地区で整備を進める西表東部公園(通称・ンママキーやまねこパーク)が24日、開園した。6年前に地元の子どもたちが公園整備を提案したことをきっかけに開園が実現。東部地区での公園整備は初めてで、町民の触れ合いや休息の場としての活用が期待されている。

 2015年に開かれた「子ども議会」で、当時大原小学校5年生だった新華凜さん(14)、佐藤恵音さん(14)、横目月子さん(14)が「イリオモテヤマネコをデザインした滑り台を作ってほしい」と町に要望。保護者を中心に公園整備を要望する署名活動も行われた。
 町は19年、公園整備に着手。事業費は土地購入費なども含め約6億3400万円で、起債や一括交付金などを活用した。
 公園は1・46㌶。やまねこ広場、遊具広場、スポーツ広場、健康広場で構成される。健康広場は現在も公園西側で工事が続いている。
 目玉となるイリオモテヤマネコを模した滑り台は、公園の中心にあるやまねこ広場に設置された。遊具広場にはジャングルジムなどの遊具、スポーツ広場やバスケットコート、スケートボート場などがある。
 整備中の健康広場は背伸ばしベンチやぶら下がり台などを備える。今年度は、ほかに健康遊具の設置、道路舗装工事などを進め、来年4月に全面供用開始予定。
 通称のンママキーは島の方言で「馬を遊ばせる場所」。2年前、当時大原小学校5年生だった大益真凜さん(12)が名づけた。
 現在、中学3年生となった公園発案者の新さん、佐藤さん、横目さんは「まさか実現するとは思っていなかった。町職員をはじめ、多くの大人が協力してくれて感謝している。いっぱい遊びたい」などと笑顔を見せ、バスケットコートに走っていった。
 3人は来年4月に本島の高校に進学する予定で、島を離れる前に公園の完成が間に合う。
 東部地区の保護者でつくる「大原子ども育成会」の会長として建設運動に携わった水野友樹会長は「子どもたちは完成を今か今かと待ち望んでいた。公園のなかった東部地区に待望の遊び場ができて安心している」と喜んだ。
 この日は開園式があり、東部地区の子どもたち多数が集まった。町まちづくり課の大嵩安幸課長補佐は「地域の皆さんにはルールを守って利用し、楽しんでほしい」とあいさつした。

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