ワクチン残液集め使用 市長「問題ない」と説明

 石垣市が高齢者施設の入所者などに新型コロナウイルスワクチンを接種した際、ワクチンが入っていた容器の残液を集め、接種に関連する業務に当たる職員に接種していたことが分かった。ワクチン容器の残液は廃棄されるのが通常で、違う容器に入ったワクチンの残液を集めて使用することは異物混入の恐れなどから望ましくないとの指摘もある。中山義隆市長は「問題ない」と説明している。
 ワクチン容器の残液使用は中山市長が28日のツイッターで明らかにした。ワクチンは1本の容器から通常の注射器で5人分が採取できるが「わずかに残るワクチンをかき集めたところ15名分作れたので接種業務にあたる職員に接種しました」と報告した。
 中山市長は30日、取材に対し、ワクチンの箱にはそれぞれロットナンバー(商品番号)が記されているとした上で「同一のロットナンバーで、同一の時間に解凍を始めたワクチンは一緒に使用しても問題ない」との認識を示した。「メーカー側から確認を取っていると聞いている」と述べた。
 ワクチンの残液は接種に関連する業務に当たる職員のみに接種しており、高齢者には接種していない。
 厚生労働省が承認した米製薬大手ファイザー製ワクチンの添付文書は、1回分0・3ミリリットルを採取できなくなった場合、容器内の残量は廃棄するよう求めている。

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