新庁舎、20年度工事着手 海底精密地形図を活用へ 外間与那国町長施政方針

2019年度施政方針演説をする外間町長=8日、町議会

 与那国町の外間守吉町長は町議会3月定例会初日の8日、2019年度施政方針演説をした。新庁舎建設の基本設計と実施設計を年度内に終え、20年度から工事に着手、22年度の開庁を目指す方針を示した。「海底遺跡」とも呼ばれる海底景観資源の活用に向け、与那国島全周囲を網羅した海底精密地形図を完成させ、現地調査、科学的な成果発表、シンポジウムを企画する。

 新庁舎建設に向け、2月に続いて3月下旬にも住民説明会を開催する。既に指名プロポーザルによる設計者を選定している。
 「海底景観資源調査事業」で海底測量が完了しており、観光、行政、研究などのさまざまな分野に海底精密地形図を提供し、活用してもらう。
 製糖工場の季節工の住環境整備などに資する施設の年度内完成に向け事業を推進する。新規就農者向けの農業者用住宅も年度内に完成させ、次年度からの入居を予定する。
 伝統工芸館は年度内に実施設計を行い、20年度で施設建設に取り組む。
 老朽化が著しい学校給食共同調理場の移転・建て替えは20年度の事業採択に取り組むため、基本構想策定委員会などを設置する。
 与那国診療所で耐用年数の過ぎた医療機器を更新し、心電図計、自動血球計数装置を整備する。
 子ども医療費助成事業では、4月から医療費の償還払い方式に加え、現物給付方式の導入を進めていく。
 子育て支援の一環として、保護者の昼食時間帯の送迎の要望に応じるため、幼稚園から預かり保育場所までの送迎を6月から実施する。
 各小中学校に導入した学習用無線ラン、学習用タブレットパソコンは4月からの利用開始を予定する。
 防災に関しては「与那国島に駐屯する自衛隊と連携した、より実践的な訓練を行うことにより地域の防災力を高めていくことが重要」と指摘した。

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