軽石 連日の漂着確認 八重山の漁港、港湾の封鎖検討

軽石漂着で、旅客船や貨物船への影響が懸念される=11月30日午後、石垣港ターミナル西側Fバース付近

 八重山諸島では11月30日、石垣市の登野城漁港や竹富町の島々で軽石の漂着確認が相次いだ。連日の漂着だが、登野城漁港への漂着は初めて。県、市は漁船への被害を防ぐため、登野城、石垣両漁港と石垣港にオイルフェンスを設置し、港口を封鎖する方向で検討に入った。漂着した軽石は現時点では住民生活に被害を及ぼす量ではないが、八重山への漂着情報は日々増えており、関係機関は警戒を強めている。

 市水産課によると、登野城漁港への軽石漂着は30日、巡回した職員が発見した。軽石が海面で茶色の帯のように伸びている。
 登野城漁港は市、石垣漁港は県が管理しており、市、県は同日、オイルフェンスの設置に向けた検討に入った。防波堤に沿って設置し、港口を封鎖する方法で調整している。
 市水産課は漁業者が自己判断で出漁する場合に備え、登野城漁港を封鎖する場合でも漁船が出入りできるよう一部を空ける。県八重山農林水産整備課は石垣漁港で近くオイルフェンスの仮置き工事を行い、大量の軽石が漂着する恐れが強まった場合、迅速にオイルフェンスを増やせるようにする。
 市港湾課は、石垣港の旧離島桟橋に大量の軽石が漂着する恐れが強まった場合、2カ所の突堤に沿ってオイルフェンスを設置し、港湾を封鎖する方向で検討している。
 旧離島桟橋は旅客船、貨物船、プレジャーボートなどが利用しており、混乱が起きないよう、封鎖する場合は所有者らに事前に連絡する。
 離島ターミナルは石垣島と竹富町の島々を結ぶ旅客船が多数出入りしており、大量の軽石が漂着する恐れが強まった場合でも、封鎖の可否は慎重に判断する。
 竹富町政策推進課によると、町内では29日から30日にかけ、新たに西表島の仲間港船揚げ場、星砂海岸、小浜島の細崎(くばざき)漁港、竹富島のアイヤル浜で軽石の漂着が確認された。
 町民からは、小浜島の沖合で軽石が漂流しているとの情報も寄せられている。現時点では旅客船の航行に影響は出ていない。
 軽石漂着の情報に接し、船会社に運航状況を問い合わせたという竹富島の50代男性は「通常運航とのことだが、病院など、どうしても石垣島に出なくてはいけない用事があるので、今後、影響が出ないか心配」と話した。

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