「ぱしんだぎ ちまんがしゃなきるん うぶカジキ(つりあげよう みながよろこぶ 大カジキ)」をキャッチフレーズに、第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町)が7日開幕した。開会式が久部良漁港特設会場であり、大会実行委員長の糸数健一与那国町長は「4年ぶりに通常のプログラムによる開催となり、これまでにない多くのアングラーの皆さんにエントリーがあり大変うれしい。アングラーの皆さんには、キャッチフレーズに負けない〝大カジキ〟を釣り上げて下さい」と激励した。
交流会は久部良中学校吹奏楽部の演奏から始まり、トローロングの部出場チームが紹介された。与那国民俗芸能伝承保存会や租納青年会の踊りも披露され、大会を盛り上げた。
大会では釣り上げた魚の㌔数をポイント換算して競われる。カジキ類を対象とするトローリングの部は8日午前7時から午後5時まで、9日は午前7時から午後4時まで。磯釣り競技は両日午前9時から午後3時まで。
前回大会、211㌔の大カジキを引き上げ優勝したチーム「旗漁」は連覇を目指す。
特設会場には出店が立ち並び、参加者らは与那国の伝統芸能を楽しみながら、大会への期待を膨らませた。
大会キャチフレーズは与那国小5年の田頭一君が考案し、一般公募で選定された。全国各地からカジキ釣りトローリングの部に37チーム(124人)、磯釣りの部に45人、合計169人が参加。競技は8日からの2日間の日程で競われる。