北朝鮮による人工衛星ロケットの打ち上げ予告を受け、県は22日、危機管理対策本部を設置。玉城デニー知事は「防災無線やテレビ・ラジオなどで県内に落下が予測されると放送された場合は、安全のため屋内へ避難してほしい」と呼び掛けるメッセージを出した。
危機管理対策本部のもとに、北部、中部、南部、宮古、八重山の地方本部も設置した。
会議では衛星が県の上空を通過する見通しだとの説明があり、玉城氏が情報収集を指示。県民に対し、発射予定期間のテレビやラジオの情報に注意するとともに、県内への落下が予測された場合は屋内に避難するよう促した。
北朝鮮が5月29日に発射予告した際、浜田靖一防衛相が自衛隊にミサイル撃墜を命じた「破壊措置命令」は現在も継続中。県内では沖縄本島と宮古、石垣、与那国3島に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が展開されている。