わかこ2号、県共進会へ 八重農の生徒が最終調整

第49回県畜産共進会に出場する「わかこ2号」。生徒は(右から)上地翔愛君、田盛悠祐君、新城眞那佐君=10月31日、八重山農林高校牛舎前

 八重山郡畜産共進会の若雌Ⅰ類(14カ月以上17カ月未満)で2位相当となる優秀2席に選ばれた八重山農林高校フードプロデュース科の「わかこ2号」が、7日に沖縄本島の南部畜産市場で開かれる第49回県畜産共進会に出場する。同科の牛が県共進会に出場するのは初めて。
 同科で牛の世話をする上地翔愛(とあ)君(18)=3年=、田盛悠祐君(17)=2年=、新城眞那佐(まなさ)君(16)=1年=、新里疾風(はやて)君(同)=同=、吉本秀紀君(同)=同=の5人が本番に向けて最終の仕上げに取り組んでいる。
 5人は郡共進会の時からチームを組んで授業前や放課後の時間を使って牛を洗ったり、粗飼料をあげたりする管理作業や立ち姿などを矯正する調教作業に取り組んできた。県共進会では手綱を引くハンドラー、助手スタッフとして参加を予定している。
 ハンドラーを担う上地君は「(わかこ2号は)体上線の強さや種牛性が評価された。大会では緊張すると思うが牛に緊張を伝えずに堂々と立たせて良い見せ方をしたい。部門では4席までに入りたい」と意気込んだ。
 田盛君は「食べる草のカッティングや牛洗いをしてボディコンディションを整えてきた。県共進会では良いところを目指したい」、新城君は「調教で生まれた牛との信頼関係を生かし、気持ちを合わせて頑張りたい」とそれぞれ抱負を語った。
 わかこ2号は1日に沖縄本島に向けて船積みされる。
 共進会は産業発展・交流のために一堂に集って行われる品評会で、若雌Ⅰ類の部では母牛になる上で必要な種牛性として体格や発育、皮膚の状態などが審査される。

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