「みなとまつり」で海に親しむ 連休、家族連れや観光客で盛況

タッチプールで魚と触れ合う子どもたち=15日、ユーグレナ石垣港離島ターミナル

 海の日の恒例イベント「石垣港みなとまつり2024」(主催・同実行委員会)が15日、ユーグレナ石垣港離島ターミナルと旧離島桟橋周辺で開催され、家族連れや観光客でにぎわった。お魚ふれあい体験のタッチプール、ヨットセーリングの体験、海上保安庁巡視船一般公開などが行われ、3連休最終日を満喫した。

 離島ターミナル前では、海の生き物と触れ合えるタッチプールが設置された。多くの子どもたちがカメ、ホワイトチップシャーク(サメ)、コクテンフグに実際に触れ、感触の違いなどを体験した。
 ヨットセーリングは、石垣島と竹富島間の海域で行われ、親子合わせ80人近くが乗船。広々とした海で操縦し、帆を動かしてセーリングを楽しんだ。15分近くほぼ一人で操縦させてもらったという真喜良小4年の生駒大輝君(9)は「いっぱい運転させてもらった。速かった」とご満悦だった。
 海上保安庁巡視船で、尖閣諸島の警備にも当たる「よなぐに」の一般公開は、G岸壁で開かれ、計933人が見学した。操舵室、作戦や会議を行うOIC室、飛行甲板などを職員らが紹介。石垣航空基地機動救難士による吊り下げ救助訓練も実施された。
 石垣海洋少年団(前田博会長)の団員は、航海長の案内のもと、船内を見学。同少年団団長の宮田伊織君(14)=川平中2年=は「大きな巡視船に初めて乗った。ロマン溢れる素晴らしい船だと思った」と感嘆。「船長室や海図を見せてもらえた」と興味津々だった。
 離島ターミナル内では、石垣港の歴史や海上保安庁の尖閣諸島での活動が紹介された。NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金は、サンゴを守る取り組みを知ってもらうパネル展を開催し、クイズやぬり絵コーナーも設けた。

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