高市早苗前経済安全保障担当相は8日、浦添市で開かれたトークライブにゲスト出演し「もし首相になっていれば、すぐに手をつけたいことがあった」として食料安全保障の確立などを挙げた。
食料安全保障について「仮に台湾有事が起きたら、恐らく中国が台湾、沖縄周辺の海域を使えないようにする海上封鎖から始まる。いざと言う時のためにも食べ物だけは、国内で調達できるようにしたい」と強調した。
石破茂政権が国会に提示している日銀の次期審議委員候補について「愕然とした。彼女は『物価目標は2%は必要ない』と言っている。日本経済が変な方向に行っている気がして仕方がない」と指摘。「アベノミクスの真逆を行き、下手したらデフレの沼に戻っていくのでは」と石破茂政権の経済政策に懸念を示した。
トークライブを開いた長尾敬元衆院議員は、過去、尖閣諸島(石垣市)周辺での漁業活動に参加した経験を紹介。「中国は本当に(尖閣を)取りに来ていると感じた」と危機感を示した。
自身の政策として「父系による皇位継承の安定化」「外国人による土地買収の禁止」「スパイ防止法の制定」を訴えた。今夏の参院比例区に出馬する方針も示し「『真の独立国家日本を取り戻す』がスローガンだ」と述べた。