交通需要の高まり見据え連携 石垣市、台湾企業などと協定 3輪EVの運行実証

連携協定を締結した4者(写真左から宮川氏、中山市長、チェン氏、石川氏)=2日、市役所

 石垣市は2日、EVベンチャー企業・eMoBi(えもび、石川達基代表)や、同社を支援する台湾企業・M Mobility Japan(モビリティジャパン、ジャック・チェン代表)、全日空商事株式会社(宮川純一郎社長)と、新たな交通手段などの利用促進に関する連携協定を締結した。離島ターミナルを拠点に、eMoBiの電動3輪自動車のシェアリング実証に取り組む。

 eMoBiは、3輪自動車「トゥクトゥク」を電動化し、沖縄本島を含む全国各地で200台を運行している。既に石垣市のホテルでもレンタルが可能。車両の区分は軽二輪だが、3人乗り。普通自動車免許(AT限定可)でも運転が可能で、バッテリー交換式。45㌔の走行が可能。
 協定では、離島ターミナルを拠点として観光客や市民の使用を想定。主に市内中心部や空港を行き来する「ちょい乗り」などの利用を見据え、実証・検証を行う。5月の大型連休ごろに利用が開始できるよう調整する。
 市は用地提供など、全日空側はバッテリーステーションのインフラ整備などで、それぞれ支援する。
 eMoBiは東京大学に在学中だった石川氏が2020年末に友人たちと創業したベンチャー企業。
 M Mobilityは、電気自動車(EV)や自動運転、交通情報の提供などを統合し世界規模で「移動革新」を目指す「MIHコンソーシアム」に基づき、EVの設計などを行う。チェン氏は、これまでもeMoBiを支援しており、今回の協定にも参加した。
 中山義隆市長は「市内の二次交通不足を補完し、新たな(交通)体験として、実証に取り組む」と強調。新石垣空港では国際線の定期便が再開し、石垣・基隆定期船の航路も開設する。台湾を含めた海外観光客の来島増が見込まれるとして「空港や港からの交通需要や観光客の滞在で利用ニーズは高まる」とeMoBiのサービスに期待した。
 石川氏は「観光に限らず、地元住民にも使ってもらえる仕組みを、石垣を起点に4者共同で作っていけたら」と展望を語った。
 チェン氏は「石垣でグリーンエナジーと次世代のモビリティシステムを連携させ、持続可能な移動手段を推進していく」、宮川氏は「ANAグループは、今回のモビリティ事業の推進を側面から支援したい」と、それぞれコメントした。

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