香港エクスプレス航空は3日午前、国際線「香港―石垣」の定期便就航を再開した。同日午前、新石垣空港で再開を記念したセレモニーが開かれ、ノベルティーグッズの配布や関係者による泡盛の甕(かめ)入れで就航再開を祝った。再開は新型コロナの影響で運休していた2020年2月から5年2カ月ぶり。1日1往復就航する。
就航した「UO814便」は若者カップルや家族連れなど、個人客を中心に満席の186人が新石垣空港に降り立った。荷物を受け取った乗降者が次々と到着ロビーに現れ、関係者から歓迎を受けた。
セレモニーで石垣市観光交流協会の高橋秀明副会長は、香港エクスプレスの石垣線再開を歓迎し、「観光や経済の発展につながることを期待している」と述べた。また、石垣島の美しい海や星空、特産品の魅力を紹介し、「多くの香港の方に訪れてほしい」と呼びかけた。
香港エクスプレス航空のマーケティング部門・ゼネラルマネージャーのミンジュン・ルー氏は「石垣島と香港を再び結ぶことで、アジア全体の交流促進に貢献できる」と強調。また、「利便性の高いネットワークを通じて、より自由で楽しい旅行を提供したい」と期待した。
香港在住で石垣市出身の田本啓(あきら)さん(48)、瑞鈴(みれい)さん(7)親子は帰省のため再開初便に搭乗。啓さんは「リフレッシュの気持ちで帰ってきた。石垣空港の国際線がリニューアルして利用価値が高まると思い楽しみ。日本の最南端の国際玄関口として、石垣空港もさらに使ってもらえたら」と期待した。
瑞鈴さんは「(石垣島に来て)うれしい。ジーマーミ豆腐が食べたい」と笑顔を見せた。
空港では瑞鈴さんの祖母の田本美代子さん(72)が出迎えた。美代子さんは「何年かぶりに石垣に飛んでもらえたのでとてもうれしいし、これからも楽しみにしている。ようやく孫の顔もゆっくり見られる」とほほを緩めていた。