第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺海域では10日、機関砲を搭載した中国艦船「海警1306」「海警1106」の領海侵入が続いた。2隻は領海内で操業している日本漁船1隻に接近しようとしている。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは2日連続。
漁船には2人が乗船。海保が漁船の周囲に巡視船を配置し、領海からの退去要求や進路規制を繰り返して中国艦船の接近を阻止している。海保は「中国海警船のこのような活動は国際法違反」としている。
2隻は9日から領海侵入していた。
領海外側の接続水域では、いずれも機関砲を搭載した「海警1304」「海警1109」も航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは234日連続で、過去最長記録を更新した。