沖縄本島北部の今帰仁から名護市にまたがるエリアで、沖縄初のテーマパーク「ジャングリア沖縄」が25日開業する。やんばるの大自然を生かした22のアトラクションを展開し、国内外からの誘客で沖縄経済の新たな起爆剤になると期待されている。開業に先立ち22、23の両日、パーク内の施設が報道陣に初公開された。
ジャングリア沖縄は元オリオン嵐山ゴルフ倶楽部の土地に建設され、敷地面積は約120㌶、事業面積は約60㌶(原生林18㌶含む)。15の飲食施設、10の物販施設がある。
沖縄の多種多様な植物を巨木に見立てた「ジャングリアツリー」をくぐり、パーク内に足を踏み入れる。
特徴はギネス世界記録に認定された世界最大級のインフィニティ風呂を備える「スパジャングリア」。豊かな景観を堪能しながら入浴できる。
アトラクションの目玉の一つは、18頭もの恐竜生息地で装甲車に乗り込み、肉食恐竜T―REX(ティラノサウルス・レックス)の襲撃から逃れる「ダイナソーサファリ」。約20㍍の恐竜も登場するなど、SF映画のような世界に没入できる。
ジャングルで迷子になった恐竜の赤ちゃんを探す「ファインディング ダイナソーズ」、急斜面の難コースでバギーを運転する「バギーボルテージ」、渓谷の上にかかった全長約84㍍のつり橋を手に汗握りながらロープを頼りに歩く「スカイエンドトレッキング」などもある。
大自然に立地するテーマパークの魅力を存分に生かしたアトラクション体験となっている。
チケットはパーク内のすべてのアトラクションが楽しめる1Dayチケットが6930円(子ども4950円)、スパチケットが2640円(子ども1540円)、パーク&スパ1Dayチケットが9570円(子ども6490円)。指定時間にアトラクションの待ち列をスキップできる各種プレミアムチケットもある(料金はいずれも税込み)。
アクセス方法は車、バス、フェリー。駐車場はパーク内に1126台あるが、パーク外にもいくつかの駐車場を設けている。バスは那覇空港、名護市内ホテル、名護市役所バス停から「ジャングリアエクスプレス」が運行する。