沖縄本島北部のテーマパーク、ジャングリア沖縄が25日開業した。大自然を生かした多彩なアトラクションが最大の魅力。記者が体験した代表的なアトラクションをシリーズで紹介する。
巨大恐竜が研究施設を脱走した。緊急事態を受け、観客自身が救援隊員に任命され、装甲車で18頭もの恐竜生息地に乗り込む―。そんなストーリーが展開する、手に汗握るアトラクションだ。
恐竜の研究施設に集められた隊員たち。装甲車に乗り、約20㍍の巨大なプラキオサウルスの股下をくぐってジャングルへ向かう。装甲車の車上から、個性的な恐竜のロボットたちと遭遇する。
装甲車は早いスピードで急カーブやでこぼこ道を通過し、緊張感がいやが上にも高まった。
装甲車を降り、シェルターに入ろうとすると、突然恐竜の咆哮(ほうこう)が響き渡った。
巨大な肉食恐竜T―REX(ティラノサウルス・レックス)がフェンスの向こうから頭をもたげ、隊員たちを襲撃。隊長がT―REXに呑み込まれる脅威の演出が見せ場だ。隊員たちは誘導に従い、装甲車で逃走した。
精妙な動きを見せる最新テクノロジーのロボットたちに驚嘆する。「ゴジラ」や「ウルトラマン」といったSF映画の中に自分が迷い込んだような錯覚を覚えた。異次元の世界観を堪能できるひとときだ。
場所によっては水しぶきを浴びる趣向も臨場感を増す。