約2千人が一斉演舞 空手の日記念 国内外に発信

一斉演舞は島袋氏(左)の指揮で行われ、約2千人の愛好家が参加し、基本の演舞を披露した=28日、那覇市の国際通り

 県が定めた10月25日の「空手の日」を記念し、「空手発祥の地・沖縄」を広く国内外に発信する目的で、県や県議会、沖縄伝統空手道振興会は28日、那覇市の国際通りで記念演舞祭を開催した。玉城デニー知事らが式典会場であいさつした後、代表者が演舞。その後、約2千人が参加した一斉演舞が行われ、形を披露した。県民や国内外から来た観光客に、沖縄が誇る空手の魅力を伝え、伝統の継承と発展、さらなる振興を祈念した。

 空手は、沖縄が琉球と呼ばれていた時代に、当時の士族らの護身術を基に体系化された日本の武術。発祥の地である沖縄では、多くの流派が生まれ、名称もさまざまだったが、1936年の10月25日に「空手」と統一した。県議会は2005年に同日を「空手の日」に制定。県は継承発展を目的に、庁内に振興課を設置し、沖縄空手会館も置き、国内外への普及に力を入れている。今年8月には第1回沖縄空手国際大会を開催。50の国と地域から約3千200人が参加した。2020年の東京五輪では、正式種目の1つに加えられ、今後の発展が期待される。
 代表演舞では、第一回沖縄空手国際大会の金賞受賞らが式典会場で演舞を披露。一斉演舞では、空手の日検討委員会の島袋善保委員長の指揮の下、愛好家らが普及型ⅠとⅡを行い、集まった観衆に空手の技を見せた。
 玉城氏はあいさつで空手について「心を磨き、礼節を重んじる平和の武として今日まで受け継がれた」「現在では、194各国に1億3千万人の愛好家がいると言われる」と紹介。今後の発展も期待した。
 振興会の喜友名朝孝理事長は「振興会は、沖縄伝統空手のユネスコ無形文化遺産への登録を目指している」と述べ、発祥の地である沖縄の認知度を高める必要があると訴え「ハードルは高いが、官民が一体となり頑張っていく」と意欲を見せた。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る