毎年11月の「子供・若者育成支援強調月間」に合わせ、県は15日、第39回県青少年育成大会を県庁で開き、青少年の育成に貢献した個人や団体を表彰した。石垣市からは、「青少年の深夜はいかい防止」「未成年者飲酒防止」県民一斉行動に伴う「青少年の声」作文の部で、白保中3年の山里盛翔君が沖縄県教育長賞、第40回沖縄県少年の主張大会で石垣第二中3年の知念粋加さんが最優秀賞を受賞し、表彰を受けた。
知念さんは受賞作品「違いを乗り越えて」を会場で発表。自身の左耳が聞こえないハンディーキャップを、母親の支えにより乗り越えたこと、継続しているお年寄りを支える活動や介護士になる夢を発表した。
山里君は「この世に無駄なものなんてない」とと題し、自身の不登校の経験を紹介。担任教師によって立ち直った経験をまとめた。自分の思いを丁寧に説明すれば信念や目標を見つけ前進できると説いた。
受賞者代表あいさつで中村護佐丸太鼓の新垣ひろ美代表は「私たちには、青少年育成の本質や地域の持つ力を明確にし、次世代を担う子供たちを育む活動を行うことが期待されている」と述べ、受賞を励みにし、精進すると力を込めた。