第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に20日侵入した中国海警局の艦船は21日、領海外に出た。中国海警局の艦船による尖閣周辺での領海侵入は2日連続で、今年40日目。
20日に領海侵入した「海警2301」「海警2302」の2隻は同日夜、領海から出たが、新たに「海警1302」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1303」が領海に侵入。大正島周辺の領海内で操業している日本漁船1隻に近づこうとする動きを見せた。海保が漁船周辺に巡視船を配備して安全を確保した。海警局の艦船2隻は21日午後1時14分ごろから17分ごろにかけ、相次いで領海を出た。尖閣周辺の領海外側にある接続水域では21日、「海警1301」「海警1401」が航行している。