球形の花を咲かせるオオベニゴウカンが見ごろを迎えている。
ボリビア原産のマメ科の常緑低木で高さは2㍍内外になる。ギンゴウカンと呼ばれるギンネムの仲間で、12月から2月ごろにかけてギンネムより一回り大きい花径4㌢くらいの化粧用パフに似た真っ赤な花をたくさん咲かせる。
花は線状の長い雄しべが数多く集まってできており、遠くからでもよく目立つ。別名キャリアンドル。熱帯の花だが、なぜかこの時季に開花し、沖縄の冬を彩る。
公園樹や庭木として利用され、石垣市のバンナ公園では、散策する人々の目を楽しませている。
(文・写真 南風原英和)