韓国の女性団体が、事前連絡をせずに宜野湾市の普天間第二小学校を訪れ、政治的なアピールをしていたことが分かった。市教育委員会が4日までに、同団体による学校への訪問を認め、校長が許可したと明らかにした。報道関係者や他の平和団体も同校を訪れることがあるため、同じように敷地内に入れたが、政治的なアピールをする団体との認識はなかったという。
この団体は韓国の女性団体で、ネット上には同一と思われる団体が国際通りや米軍キャンプ・シュワブゲート前で政治活動をしていると思われる写真が投稿されている。
メンバー13人は1月下旬の平日、授業中に普天間第二小を訪問。米軍機が通過した時に児童らが避難するシェルターなどを見せるよう要求した。学校側は授業中だったため、児童と団体が接触しないよう配慮したという。
団体が政治的なアピールをしたとされる点について、市教委の関係者は「市外に住む人からの問い合わせで把握した」と述べ、訪問当日には気がつかなかったとした。
教育関係者の間では、公立小学校の就業時間中に団体を校内に招き入れ、政治活動させたことを問題視する声が上がっている。