玉城デニー知事を支持する県民有志で構成される「『県民の声』100人委員会」のメンバーらが15日、県庁記者クラブで会見し、7月の参院選で県政与党の候補者選考過程を疑問視。改めて候補者選考会議を設置するよう求めた。同日から署名活動も開始した。
参院選で社大党は、現職の糸数慶子氏を勇退させ、琉球大法科大学院教授の高良鉄美氏を擁立した。100人委員会の呼び掛け人の1人、多嘉山侑三氏は「決定プロセスについて県民への公的な説明がない。疑問が払拭されない中で、規定路線のようにマスコミも報道した」と批判。一方で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力を分断する意図はないと強調した。
署名活動は3月末までで、1万筆が目標。
県政与党の衆院3区補選の候補者選考過程も疑問視したが、参院選に比べると「県民からの疑問の声は大きく上がってきていない」とした。
同委員会には、金秀グループの呉屋守将会長も名を連ねている。