香港ハブ活用で、沖縄から世界展開を 信永海運、オゥ・ティ・ケイ・ヤマトが提携

会見した長島氏(中央)や米澤氏(右から2人目)、喜納氏(左から2人目)=14日、県庁

 海上混載サービス大手の信永海運とオゥ・ティ・ケイ、沖縄ヤマト運輸は14日、県庁で記者会見し、沖縄発海上混載サービスを開始すると発表した。小口貨物などを大型コンテナに積み、海上輸送するサービスを全国展開する信永海運が、沖縄での代理店業務をオゥ・ティ・ケイに、貨物搬入先に沖縄ヤマトを選び、提携する。
 新サービスでは、コンテナに顧客から請け負った貨物を混載させ、毎週1回ずつ他社の貨物船に載せ、海上輸送する。加工品や食材、個人から請け負った郵便物などを1つのコンテナに入れ、移送する。

 信永海運は他の船会社のスペースを利用し物流を行う企業で、香港に代理店を持ち、全世界70地域、130都市以上にサービスを展開する。新サービスでは、顧客の貨物を沖縄でコンテナに入れ、2日かけ香港に海上輸送する。
 これまで沖縄から北米や欧州に小口貨物を輸送する場合、東京や神戸などの本土の港に一時輸送する必要があったが、3社のサービスは香港をハブとなるため、地域によって10日ほど早く到着できる可能性もあるという。さらに3社は台湾の基隆へも海上輸送するサービスも展開する。基隆の場合、1日で到着するという。信永海運の長島啓浩社長は「沖縄でコンテナを仕立てるメリットがある」と述べ、沖縄の企業が輸出に本格参入できるチャンスを作りたいと強調した。
 沖縄での営業活動などは主にオゥ・ティ・ケイが担う。会見に同席した同社営業部の米澤敬司部長は想定される顧客について「輸出をしてない所にはセールスする。海外展開のために海上は使える」と胸を張った。
 沖縄ヤマトは新サービスでさらなる窓口を広げたい考えで、同社の貨物部長・喜納兼吉氏は「既存の荷主や新規も含めて、顧客に選択視の幅を広げられる」と期待を込めた。 

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