園児「がんばれ―、はなこ」 子ヤギ誕 生命の尊さ学ぶ にしのもり保育園

生まれたヤギの赤ちゃんと触れ合う園児ら=12日、にしのもり保育園

 にしのもり保育園(石垣市新川、池田哲子園長)で11日、飼育しているヤギの「はなこ」が赤ちゃん1頭を出産した。園児らは、陣痛から出産までの様子を身近で観察し、命の尊さを肌で学んだ。
 この日午前11時ごろ、いつもと違った鳴き声に気付いた職員が小屋に駆けつけ、産気づいた「はなこ」を見つけた。小屋の前に集まった園児らは当初、急な出産の立ち会いに戸惑っていたが、赤ちゃんの足や顔が徐々に見えてくると「はなこ、がんばれー」と懸命に声援を送った。

 園児や職員らが見守るなか、約30分後に無事、子ヤギが誕生した。初めてヤギの出産に立ち会った園児らは「お尻から出てきた」「はなこ痛そうだった」と興奮気味に話した。
 同園は、子どもたちに命の大切さや営みを感じてほしいと、園内でヤギ3頭の飼育を開始。「はなこ」のほか「たろう」「じろう」の雄ヤギ2頭も飼育していたが、今年3月に「たろう」が死んだ。その際も、園児らは最期を見届けたという。
 池田園長は「飼育するからには別れもあるが、命の誕生もある。子どもたちには『たろうの命をつないでいく』と話した。はなこには、皆がいる時に産んでくれてありがとうと言いたい」と思いを語った。
 子ヤギの名前は決まっておらず、これから投書箱を設置し、各家庭で考えてもらうという。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る