尖閣諸島(石垣市登野城)周辺の領海外側にある接続水域で24日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認し、一部の船は午前9時ごろから領海に一時侵入した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは43日連続となり、記録の残る2012年9月以降で最長の連続日数に並んだ。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、これまでの最長は14年9月20日に記録していた。
今回は4月12日から接続水域での航行が継続。今月24日までの43日間のうち、船団の入れ替わりは3回あり、領海侵入は計4日あった。
24日に確認された4隻のうち、「海警33115」は機関砲のようなものを搭載。同船と「海警1501」が午前9時ごろ、南小島周辺で領海に侵入し、約10分航行した。
同本部は「中国側の意図は分からない。引き続き動向を注視していく」としている。