【視点】社会との絆が「生きがい」に

 ひきこもりという現象には、2つの問題点がある。まず社会から見れば、少子高齢化や人手不足が進む中で、いたずらに生産能力が減り、社会の活力が失われる。次に本人からすれば、社会で自分の存在感を示せず、周囲から落伍者扱いされ、無力感に陥り、生きる意味を見失う。最近の事件は、その最悪の事例かも知れない。
 ひきこもりのきっかけの3割以上が退職であるということは、今、忙しく働いている人たちの誰でも、ある日突然、この問題が「わが身に降りかかる」可能性があることを示す。
 ひきこもりにならないためには、どのような状況にあっても、何らかの形で社会との絆を断ち切らないように意識することが大切だ。
 自分一人の楽しみのために生きる人生はむなしく、そこから得られる幸せはもろい。自分以外の何か大きな理由のために生きることは、生きがいや豊かな人生を実現させる。今は辛くても、社会の中で自分が生きる意味を模索し続ければ、光は見えてくるはずだ。
 県は2016年10月にひきこもり専門市支援センターを南風原町で開所し、本格的にひきこもりの支援に乗り出した。本島で

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