宜野座小学校(崎山和史校長)小学5年生の児童32人が19日、県離島交流体験促進事業で石垣市宮良を訪れ、黒糖糖蜜作りなどの体験学習を行った。児童たちは宮良にある民家で2泊3日、島の暮らしを体験する。
同事業は県が2010年から離島との交流促進や離島地域活性化の目的で始めた。宮良地区で受け入れするのは初めて。
入村式で饒平名真桜さん(小5)は「宮良のおばぁたちともたくさんおしゃべりしたり楽しく交流会をしたいです」とあいさつ。
屋良篤教頭は「3日間を通して、本島とは一味違った体験ができる。大人になった時に参加した生徒がまた石垣島に足を運べたら良いと思う」と話した。
20日はゆし豆腐作り体験や宮良小学校との交流、友情記念植樹や昼休み参加などが予定される。宮良村の民話と方言など歴史や文化を学ぶ時間も設けられる。
同事業をプロデュースする株式会社カルティベイトの宮城祥さんは「離島ならではの人の温かさや特性を感じることができる。受け入れる側もこれを機に民泊を始めてみたり、観光という視点で何かできないかと考えるきっかけになれば」と期待した。