石垣市は7月26日から、「縦10号線道路台帳作成業務」のため、最新計測技術のモービルマッピングシステム(MMS)による測量を行っている。
MMSは、衛星測位システム(GNSS)アンテナやレーザースキャナー、全周囲カメラなどを車両に搭載して、走行しながら道路や周辺の建物などの道路空間情報を把握し、詳細な道路3次元基盤データを整備することが可能な移動計測装置。
交通規制や人員配置が不要で現地作業を大幅に削減でき、3次元情報を使えば建物などの災害後復元にも役立てることができる。全国で10年ほど前から活用されているという。
市は、新空港開港による島内の交通体系の変化や入域観光客増加に伴うレンタカー等の交通負荷の増大などを背景に、道路整備の基本計画「石垣島のみちづくり基本計画」を2017年度から実施。目標期間は30年としている。
同計画に基づき、市道・石垣浅田線を県道に、県道・縦10号線を市道に交換するため、最新技術を駆使した台帳作成を㈱データプロと㈱パスコに発注した。
データ収集は31日まで。該当道路だけでなく、市街地を中心に行われる。