石垣島の児童生徒に情報処理技術への関心を高めてもらおうと、子どもを対象としたプログラミング教室や学校の教員向けのプログラミング教育講座を行っているテック・フォー・イシガキ(戸ヶ瀬哲平代表)は11日、八重山商工Steam・Lab(スティームラボ)部と共同で、同校でプログラミング教室を開催した。経産省の人材育成事業で教育を受けた20代の若手IT技術者を講師として招いた。
講師は寺本大輝さん(25)と、鈴木遼さん(28)の2人。共にプログラミングを学べるゲームを活用し、児童生徒らに教えた。
参加したのは、石垣島や周辺離島在住の児童や生徒。午前と午後の部に分かれ、午後だけで約30人が参加。それぞれがパソコンを与えられ、楽しみながら取り組んだ。
寺本さんは登場人物などをプログラミングで設定するゲームを活用し、児童らに面白さを伝えた。「遊びながらプログラミングを体験できる」と話した。
鈴木さんは、設定を細かく変更できるゲームを紹介。生徒らは、ゲームの面白さに夢中になり、グループで楽しみながら取り組む生徒もいた。鈴木さんは「初心者が扱いやすいゲーム。子どもでもコンテンツ作りを体験してもらえる」と笑顔を見せた。