交通安全対策等優秀警察署「交通死亡事故ゼロ1年達成」表彰が28日夜、八重山警察署署長室で行われ、昨年11月17日からの1年間死亡事故零件を達成した八重山警察署の島尻重美署長に県警から交通安全盾が授与された。同署は4年連続7回目の受賞で、2015年11月17日から交通事故死亡事故零を継続している。統計を開始した1972年以降、交通死亡事故零の最長期間は本部署の4年1カ月で、記録まで1カ月と迫った。
表彰では県警の宮城正明交通部長が盾を、砂川盛栄警察官友の会八重山地区支部長が激励金を島尻所長に贈呈。渡真利健良県交通安全協会連合会専務理事が辻野ヒロ子八重山地区交通安全協会長に激励金を手渡した。
島尻署長は「4年連続の受賞は署、3市町をはじめとする関係機関・団体が精力的に活動してもらったからこそ」と感謝。「さらに5年、10年と続け、交通事故分析に基づいてやるべきことは全てやっていく」と述べた。
宮城部長は「八重山署管内でレンタカーが増えているなか達成できたのは日頃の努力と地域の協力が大きい。年末年始もこれを持続し、事故が減るように頑張ってほしい」と激励した。
同署は▽署員が自転車で市内を巡回・指導する「自転車パトロール隊」の街頭活動▽管内の事故発生状況を分析した『交通白書 八重山版』の作製▽交通違反の取り締り―などの取り組みを行っている。