SNSを中心としたインターネットの利用に伴うトラブルを防ごうと、白保中学校PTAが29日、「情報モラル講習会」を同中学校体育館で開いた。
講師はネット健康問題啓発者全国連絡協議会公式インストラクター、高宮城修氏。高宮城氏は▽侮辱罪▽名誉毀損罪▽脅迫罪▽自殺関与罪―など、中学生が警察に補導された罪状を例示し、「ネットは公の場。例えば『知られたくないこと』をラインに書けば名誉毀損罪になる」と注意を促した。
白保中学校生徒59人を対象にした講習会では、長時間スマートフォン(スマホ)を使用することによって生じる弊害を紹介。
右眼や左眼の黒目が内側に寄って戻らなくなる「急性斜視」を説明し、「立体感、遠近感に異常が起き、スポーツも下手になる」として、▽スマホを目から30㌢以上離す▽1時間以上使用したら10~15分休憩―とアドバイスした。
世持結生生徒会長が代表してお礼を述べ、「これからのネット社会では犯罪に巻き込まれる確率も高くなる。気を付けたい」と決意した。
この日は同校3~5年児童(58人)や職員・保護者を対象とした講習会もあった。